1949-04-05 第5回国会 参議院 本会議 第9号
お話の通りに先般來インフレ所得者、大所得者に対しましては徹底的調査を開始いたしまして、相当の効果を挙げておるのであります。私といたしましては、今後共この大所得者の調査に対しましては全力を注いで行きたいと考えておりますが、(「どういう方法で」「具体的に」と呼ぶ者あり)尚そのときに共産党の脱税額の見積りが六千億というお話でございましたが、私はそういう数字の根拠も何もありません。知つておりません。
お話の通りに先般來インフレ所得者、大所得者に対しましては徹底的調査を開始いたしまして、相当の効果を挙げておるのであります。私といたしましては、今後共この大所得者の調査に対しましては全力を注いで行きたいと考えておりますが、(「どういう方法で」「具体的に」と呼ぶ者あり)尚そのときに共産党の脱税額の見積りが六千億というお話でございましたが、私はそういう数字の根拠も何もありません。知つておりません。
え方をいたしておるのでありまして、特に先に申し上げました実例でありますけれども、主食とかあるいは教科書であるとかいうようなものについては、これはむろん外に置く、税を免除するというような建前でいきたい、かように考えている次第でありまして、またさつきの御質問の中に、もつと大きなやみ所得を云々というお話も出たのでありますが、これは非常に努力をいたしまして、税の機構等も改革いたしまして、さような大口のインフレ所得者
こういう結果からいえば、いわゆる世間でよく言うところのやみ取引あるいは惡質なるところのインフレ所得者、そういうような大きな法人税は安くなつたが、いわゆる中小商工業あるいは小さな規模の法人というものは、これによつて何らの利益を受けておらぬ、場合によつてはもとのままであるというよりも、負担が加重されるというような形になつておるように思うのであるが、政府の改正案はこれに対してさらに修正を加えていき、方針が
すなわち公開状の第二点からは、いわゆる大口所得者を意識的に見逃して、大衆課税をいよいよ強化し、申告主義を無視して、実際所得以上、負担をば大衆に押しつけるようにうかがわれる一方、やみ成金、インフレ所得者、すなわち新興財閥等のブルジヨアジーの利益を擁護するイデオロギーを最も明確に表わしておるものと信ずるのであります。
從つて、その面において十分なる努力をいたしまして、やみ所得者、いわゆるインフレ所得者の捕捉には十分努力はしております。それから農家の所得についても、これはただいま軽減について相当の考慮をいたしております。 以上、簡單でありますけれども、お答え申し上げます。(拍手) ————◇—————
インフレ所得者に対する第三者の通報制を活用するといつたようなことを述べられておるのでありますが、それだけの考えでは、まだ昔ながらに税は上から引き締めて取られるものだという感じを國民に與えるのであります。即ち税金は我ら國民が納得して納めるべきものだといつたところの、そういうふうな心持になり得ない。私は税制につきまして極く大綱を申述べます。
いわゆるインフレ所得者等の脱税に対しましては、徹底的に追究いたしまして、悪質な脱税者に対しましては、体刑を科する等、処罰を強化いたしますし、更に又第三者通報制を活用する等、万全の策を整えたいと考えている次第であります。 税制の改革につきましては、具体案を追つて本國会に提出する予定であります。
いわゆるインフレ所得者等の脱税に対しましては、これを國民の敵といたしまして徹底的に糾明し、悪質な脱税者に対しては体罰を課する等処罰を強化し、また第三者通報制を活用する等万全の策を整えつつある次第であります。(拍手) 税制の改正につきましては、具体案を追つて本國会に提出する予定であります。これにより、國民所得の實情と経済事情の変動に即し、勤労大衆の立場を十分考慮した措置を講じたい所存であります。
いわゆる新興所得者といいますか、インフレ所得者というものを捉えて、これに重税を課するということは理論としては何人も異議がないと思うのでありますが、この新興或いはインフレ所得者というものは物價の値上りから來る利得者でありまして、物價の騰勢さえ止めれば、瞬間にその利益が喪失するというクラスであります。
この残額、千億の徴税が果たして期限内にできるものでございましょうか、かかる不成績の理由はいろいろあるのでありましようが、結局國民の担税力が限界点に近付いておるということが一つ、闇利得の者の利得、インフレ所得者の所得というものが、非常に脱税が多い。その上脱税を知つておりまするところの眞面目な納税者と雖も、ついこれを脱税するような氣分になる。
これは申上げるまでもなしに、闇所得即ちインフレ所得者に対しては、これを第三者通報制度、或いは税務機構の拡充その他によりまして、あらゆるところに追及して所得税を取ろうというように考えておるのであります。これを取るか取らんかということが、この財政がうまく実行されるかどうか、ひいて経済危機が脱却されるかどうかということに大きな関連を持つたものでございますので、十分力を盡したいと思つております。
尚増税につきましては、この超七万円から税率を引上げまして、そうしてこのインフレ所得者その他に高率の課税をいたすことにいたしました。それ以下の勤労階級の少額所得者には課税をいたさないことにいたした次第であります。 尚煙草その他の配給につきましても、配給價格については、できるだけこの維持をいたしまして、引上げ等を行わなかつたような次第でございます。
さらにこの税全般の考え方といたしまして、租税體系はできるだけ簡單なものがいい、簡單なものを克明に追つていく、そしてたとえば新税について大幅に徴税するにつきましても、特にインフレ所得者税というものを設けなくとも、一般の所得税の税率を改正して、それによつてやつていけば、それを克明にとつていけば、儲けの多い者からたくさん税がとれるのだからというシンプルなストレート・ホアワードな税制がいいのじやないかということを
その面におきましてまだ今の税務機構等の不備のために、相當高額のインフレ所得者に、逃れられる口を與えておるのではないかという面もございますので、大臣もよく申しますように、今般税務機構の量と質とを改善いたしまして、徹底的にインフレ所得を捕捉するということをいたす考えで、この點はもう發足いたしておるのであります。さらに特別會計の面におきましても、これを極力黒字化する。